那須にある「殻々工房」というBarが好きで、そのお店と住居を設計した秋山東一という建築家を訪問したところ、彼の住宅設計思想に感銘を受けてしまい、他の建築家を回ることなく秋山氏に設計を依頼してしまった。
秋山氏のイメージスケッチ。2006年9月13日とある。
スケッチにあるガレージは予算の都合上カットされた。
設計の希望には、主にこんなことを挙げた。
・壁で区切らない広い空間
・広い土間
・家の暖房は、薪ストーブのみ
出来上がったプランは、基本的には4mx11mの細長い平面に、片流れの屋根。
広い土間については疑問の余地があるが、だいたいは設計のプラン通りの家になったのだと思う。
この家はいわゆる「ハーフビルド」で自分達で出来ることは自分達でやった。
塗装(オイルフィニッシュも)、キッチン・洗面台クローゼットの製作(IKEA製)、薪ストーブの設置など。
費用を抑えることが出来たし、自分で作ったものはある程度自分で直すこともできる。
自分達で生活を組み立てていくのは、なかなか楽しかった。
こんなかんじで、ガード下の飲み屋のような食卓でしばらく過ごしていたりもする。
この家のシステムは「Be-h@us」というもので、残念ながらそれほど流行ってはいないのだけれど、単純に家としての機能が優れているし、その背景にある思想が素晴らしい。なんとか日の目を見てほしいものなのだが…
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